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<「善徳女王」あらすじ 43話>

王族でも聖骨でもないミシルが王位を狙うなんてチュンチュ公には想定外です。
私が性別を否定しお前が骨品制を否定したのだ・・・と説明するトンマン公主。
「ミシルには神国を仕切ってきた実績もある。でも貴族勢力を捨てられないだろう。
私は民という基盤を築く。ユシンの伽耶民やアルチョンの土豪勢力を結束させる。
だから私はお前に手を差し出した。あとはお前が決めろ」と選択を求めました。

誰かを王に立てることはやめて私が立ちます・・・とミシルが決意を表明。
ひざまずいて協力を求めるミシルを、セジョンはじめファミリーが見つめます。
ミシルのことをよく理解しているソルォン郎だけは驚いていません。
ミシルは悪い人だ・・・とセジョンがソルォン郎に切り出したミシル評が必見です。
「王になる欲望よりミシルを独り占めしたいという欲求をなぜ男に抱かせるのか」。

かつてチョンミョン公主にしていたように、ミシルがチュンチュ公にささやきます。
「あなたの祖父上(=チンジ王)も父上も母上も、みんな私が殺しました・・・。
なぜなら彼らは王族という身分を盾にして私と全身全霊で戦わなかったからです。
あなたが私と戦いたいのならトンマンのように命をかけて戦いなさい・・・!」。
思い上がっていたチュンチュ公がビビりまくり、トンマンに協力することにします。

貴族がミシルを「王」として支持するとは限らないとトンマンは睨んでいました。
全国の蔵籍(土地台帳)を調べ上げ、会議でいきなり大胆な税制改革を提案します。
トンマンを支持しそうな貴族の比率を十分に計算した上で練られたその税制案とは
「五千束以上所有する大貴族には大増税&五千束以下の中小貴族や農民は大減税」。
税制案が可決されなくても貴族を分裂できればよいというトンマンの望みどおり、
自分たちの利益を守りたい貴族たちは和白(ファベク)会議を前に大分裂。
ミシル一派と懇意にしていた中小貴族もぞくぞくとトンマン支持にまわります。

ここで恨みを買うわけにはいかないセジョンやポジョンは和白会議でしぶしぶ賛成。
ただし満場一致制を利用して、一人だけ反対票を入れさせることで否決させました。
そこでトンマンがすかさず「満場一致制を多数決制に帰ることを発議します!」。
新羅の他の会議は衆望(多数決)なのにおかしい!との主張に、聴衆たちも大賛成。
騒動の中を、ニヤリと笑いながら怪しく見つめ合うミシルとトンマンでした。

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