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<「奇皇后」あらすじ 9話>

スンニャンにそっくりなムスリ(雑用係)の顔をまじまじと見た皇帝タファンは、ヤン(スンニャン)にお茶を頼みます。皇帝とタンギセを刺して私も死のう・・・と企むヤンですが、また機会を逃し、今夜のお相手に選ばれた後宮候補パク・オジン(高麗人)の沐浴をお手伝い。勝手にセッティングされて気が乗らないタファンに「側室から世継ぎを出さねば!亡き父上と弟のことを思い出して抱くのです!」と皇太后が説きます。

西の辺境では、ヨム・ビョンスと廃王ワン・ユが一騎打ち!卑劣にも木刀に鉄を仕込んだヨム・ビョンス(しかも武官)が有利ですが、気を失いかけたワン・ユはスンニャンを思い出すとみるみる復活して勝利。鉄入り木刀も暴露され、タプジャヘ(タンギセ弟)すらヨム・ビョンスを庇えません。

こうしてワン・ユが指揮権をゲット。そこへ突厥が攻めてくるも、仮面をつけた武将バトル(パトル)は威嚇するだけ。連夜の襲撃に疲れて昼寝しているとまた攻めてきて、どこかへ退却していきます。そこでワン・ユは周囲の地形調査を命じ、武器をつくらせ、穴を掘らせました。

高麗人の女官が寵愛を受けたと知った皇后タナシルリが、高麗人を召集。パク・オジンは震えを隠せず、「お前ね?」とバレてしまい、処刑を命じられます。皇太后が乗り込んで来て揉めていると、タイミングよくパク・オジンにつわりが!「皇帝のお子を宿したこの娘を殺せば謀反も同じ!」と皇太后が勝ち誇るのでした。

後宮の件で丞相ヨンチョルに恫喝されて落ち込むタファン。ヤンを見かけて声をかけ、ヤンがかんざし(箸)に手を伸ばすも、またまた復讐できません。タファンはヤンに「もしや高麗にスンニャンという兄がいないか?」と聞き、「なんで箸を髪に刺してんの?」と鍵牌(ヨルセペ=鍵飾り)を渡しました。それを見たタナシルリがヤンをビンタ。父上に言いつけてやる!と怒り狂います。その後、鍵牌を投げつけたヤンのことをパク・オジンが見ていました。

夜、タファンの命を狙うヤンが寝台に近づくと、パク・オジンが起きて止めます。「あなたのことは聞いたわ。私にも恨みはある。でもあなたが復讐すれば宮廷の高麗人が全て処分される。生き延びて奴らの上に立つことが本当の復讐よ」

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