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<「奇皇后」 あらすじ 補足 皇帝タファンと皇太后の関係>

「奇皇后」7話では、あらすじに記載はしていませんが、皇帝タファンが皇后タナシルリと婚前デートをしているときに「この花園は亡き母上がつくった」というセリフが登場します。このことから、ドラマに出てくる皇太后はタファンの生母ではないことがわかります。それでは、二人はどのような姻戚関係だったのでしょうか。下の系図をご覧ください。
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元(モンゴル)王朝では、武宗カイシャンの数代後に、いろいろあって異母兄弟である明宗コシラと文宗トク・テムルが続けて皇帝になりました。ドラマに登場する皇太后は、文宗トク・テムルの皇后ブダシリです。

文宗トク・テムルは「兄の子を皇座に」という遺言を残していました。皇后ブダシリはそれを守ろうとし(自分のお子もいたのにすごいですよね)、時の権力者エル・テムル(「奇皇后」丞相ヨンチョルのモデル)は幼い弟君のほうを皇帝にしました。自分が好き勝手に操れるという思惑があってのことです。あと弟君のほうが生母の身分が上だったようで、しかも兄君の生母は出産後に逝去しています。

しかし、幼い寧宗イリンジハルは在位数十日で崩御。彼の兄君が次の皇帝候補となるわけですが、エル・テムルは許可しようとしません。ところがエル・テムルが死去してしまい、恵宗(順帝)トゴン・テムルが誕生しました。この皇帝が「奇皇后」のタファンのモデル。というわけで、皇太后ブダシリと恵宗トゴン・テムルは、叔母と甥の関係ですね。

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